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着物の収納場所って結構悩むのよね。
やっぱり桐たんすに収納するのがいいのかしら?

着物の保存方法として、まず思い浮かぶのが「桐たんす」

実際、「着物は桐たんすに収納している」という人は多いと思います。

でもなぜ着物の収納方法として「桐たんす」が選ばれるのでしょうか。

ここでは、桐の特徴や桐たんすに収納するメリット・デメリットの他におすすめの桐たんすをご紹介します。

桐たんすの種類

桐たんすといっても、収納の形にによってさまざまな種類があります。

和箪笥


着物を収納する衣装盆のついた箪笥で、上下に分かれていて、上は観音開きで下は引き出し収納になっています。

1枚の衣装盆には、2~3枚の着物を収納することができます。

衣装盆のある上段には着物を、引出し収納の下段には普段着も収納できるので、用途の広いタイプの箪笥です。

整理箪笥(昇箪笥)

本体が2~3のパーツに分かれている箪笥で、上部に引き出しがあり、さまざまなタイプの引き出しが付いているので、小物や洋服など色々なものを収納できます。

パーツが分かれているので、持ち運びしやすいのも便利です。

洋服箪笥


洋服箪笥は、扉の内側にネクタイ掛けや鏡が付いていて奥行きや高さがあり、ハンガーを掛けられるパイプがあるので、ロングコートなど着物以外のものも収納することができます。

小袖箪笥


背の低い引き出しタイプの箪笥で、着物以外の洋服の収納にもピッタリです。

ウォークインクローゼットの中に入れておくこともできるし、和室が減ってきた最近では、洋室に置いてもあまり圧迫感のないチェストタイプの小袖箪笥が人気のようです。

帯タンス


帯専用のタンスで、中には板盆があり帯が5~6枚収納できます。

下の引き出しに、帯締めなどの小物を収納することもできます。

帯をたくさん持っている方に重宝されそうですね。

オーダータイプ

引き出しの数は何段にしたい、引き出しの深さも変えたい…

引き出しの数、位置、深さや金具、予算など自分仕様にオーダーすることもできます。

アンティークな雰囲気にもレトロな雰囲気にもオーダーできるのも魅力です。

桐たんすに関する口コミ

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国産でない桐たんすを買ったら、匂いが気になりました。値段を気にしすぎて国産の桐たんすを選ばなかったこと後悔しています。


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思ったより無駄なスペースができてしまい、桐たんすを購入する時に内寸もきちんと確認しておくべきでした。


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届いた桐たんすの引き出しを閉めると、スーッと別の引き出しが少し出てきてビックリしました。

桐たんすの値段の違いは何で変わる?

桐たんすの値段はピンからキリまであります。

年百万円もする国産の最高級桐たんすがある一方で、数万円の安い桐たんすもあるので、どんな桐たんすが欲しいのかによって選ぶ桐たんすも違ってきますね。^^

本体の板の厚みによって変わる

桐たんす本体の板の厚みには違いがあり、板幅が厚いほど高級な桐たんすになります。

板厚の種類

  • 並厚:板の厚みが20mm(昔の桐たんす)
  • 胴厚:板の厚みが27mm(現代の桐たんす)
  • 胴丸:板の厚みが40mm(高級感のある桐たんす)

横幅(大きさ)によって変わる

もちろん横幅が広いほど値段は高くなります。

桐たんすを収納するスペースの広さや収納量によって選ぶ桐たんすも変わってきますね。

  • 3尺3寸(約1m)
  • 3尺5寸(約1m6cm)
  • 3尺6寸(約1m10cm)
  • 3尺8寸(約1m15cm)
  • 4尺(約1m21cm)

横幅の長さは尺貫法で表記されてます。

和箪笥に入っている衣装盆の種類で変わる


和箪笥に入っている衣装盆にも種類があり、値段も変わってきます。

衣装盆の種類
角盆 シンプルな角盆はうち木で作られていて、とても丈夫です
丸盆 四角の内外・上下部すべて丸く加工されていて、
木肌が滑らかに仕上げられています
板盆 着物を収納しやすく、見て確認しやすいので、
呉服屋などが使用しています。
前くくり盆 角盆を製作後、前板と側板を削り取る高度な技術を必要とします。
着物を重ねて収納しても、下の着物の確認がしやすく使いやすい。

産地によって変わる

桐は品種というよりも桐の産地の区別で評価されています。

中でも経済産業省の「日本の伝統的工芸品」に指定されているのは、

桐,産地

  • 新潟県 加茂桐箪笥
    200年以上前から作られていて、全国の桐たんすの多くが加茂で作られている。防湿性・防虫性はもちろん、水や火にも強く、滑らかな艷やかな木肌が特徴です。
  • 埼玉県 春日部桐箪笥
    江戸時代に日光東照宮を作っていた職人によって作り始められたのが始まりとされている。美しい木目を活かしたシンプルなデザイン。
  • 愛知県 名古屋桐箪笥
    400年以上前から作られていて、金銀の金具を使った豪華な作りも多き、他産地よりも幅が広いのが特徴です。
  • 大阪 泉州桐箪笥
    江戸時代から作られていて、職人の高度で繊細な技術が駆使された厚みのあるつくりが特徴です。
  • 和歌山 紀州箪笥
    淡色の木目模様が美しく、繊細な工法で作られています。

海外にも北欧桐、中国桐、台湾桐、ブラジル桐などがあります。

木目の細かさで変わる

いい桐は目が詰まっていてしなやかで自然なツヤがあり、木目が細かいほど良いとされています。

木が育つ環境による影響が大きいので、産地が重要になってくるんですね。

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産地はもちろん、1枚板で厚みがあって木目の細かい桐たんすの方が値段が高くなるのね。

うつぎ(木釘)

桐たんすは通常の金釘を使わないで、うつぎ(木釘)を使ってつくります。

制作過程で、鉋(かんな)で微調整できます。

桐たんすのメリット・デメリットは?

よい桐たんすは、引き出しを閉めると別の引き出しが少し飛び出してくるといいますよね。

桐たんすは高級なイメージがあるので、メリットばかりのような気もしますがデメリットはあるのでしょうか。

メリット
  • 調湿性能がある
    湿度が高い時は膨張して通気を防ぎ、湿度が低い時は隙間ができて通気してくれる。
  • 木材の中で最も軽い
  • 防腐・防虫・抗菌効果がある
  • 燃えにくい
    水にも強く、熱伝導率が低いので燃え広がりにくい
  • 狂いが少なく形状が崩れにくい
    長年使用していても、引き出しの開け閉めをした時に隙間がないような空気移動が感じられる
  • 木目が美しい
  • 軽いので持ち運びしやすい

 

デメリット
  • 傷つきやすい
    柔らかい木材なので傷がつきやすい
  • カビが生える
    環境やお手入れ次第ではカビが発生することがあります。
  • 変色する
    桐に含まれるタンニンは、防虫効果がありますが、湿度の上昇により変色します。
    使用するには差し支えはないので安心です。

 

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防湿性がある桐たんすでも、置き場所やお手入れをきちんとしないといけないのね。

まとめ

桐たんすを調べていくと、とても奥が深いことが分かります。

値段が高いものほどいいと言い切れませんが、桐の質は値段に比例しているようです。

桐たんすを購入するときには、引き出しの取っ手、引き出す時の具合など実際に見て触ってみるのが1番だと思います。^_^

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