着物

着物生地って滑らかで光沢があって高級感があるわ~。


着物

絹の着物のことね。
着物の生地には他にも、シャリ感のある麻やウールなんかもあるのよ。


着物の生地というと、真っ先に思い浮かぶのが、あの光沢のある滑らかな肌触りの絹の生地。

でも着物の生地には、夏用に麻素材のものであったり、自宅で洗えるポリエステル素材のものなど色々な種類があります。

今回は、着物の生地を種類別に紹介していきます。

着物の生地一覧

着物の生地には、大きく分けて絹、木綿、、化繊、ウール、ポリエステルなどがあります。

着物

それぞれの生地にメリット・デメリットはあるのかしら?

生地①~絹

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着物の生地の代表的な素材でもある絹は、光沢があり滑らかな肌触りが特徴で高級感があります。

絹は繭から引き出されたで、絹100%のものを正絹(しょうけん)といい、数%でも他の化学繊維を使用したものは人絹(じんけん)になります。

メリット デメリット
  • 保湿性に優れている
  • 光沢がある
  • 染料に染まりやすい
  • 静電気が起こりにくい
  • 保管に気をつかう
  • 水、日光に弱い
  • 経時とともに色が変わりやすい

肌触りは?

絹の肌触りは滑らかでツルツルしています。

触ると一瞬ヒヤッとしますが、着用すると肌に馴染みます。

絹の着物はどんな時に着る?

絹は、生地の中でも最高級品であるため、留袖や大島紬など格の高い着物に使われています。

結婚式や披露宴などのフォーマルな席で着用します。

生地②~麻

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麻は植物繊維で、その種類はリネン、ラミーなどいくつかの種類があります。

サラリ、ヒヤリとしているので、夏用の着物生地によく使われています。

メリット デメリット
  • 通気性がよい
  • 吸水性がある
  • 汗をかいても肌に付かない
  • シャリ感があり涼しげ
  • 色落ちしやい
  • シワになりやすい
  • 伸びにくくゴワつきがある

肌触りは?

麻の着物は、肌触りがサラッとしていて肌にまとわりつきません。

洗濯をしたり着用を繰り返すうちに、肌に馴染んでくるので風合いが増してきます。

麻の着物はどんな時に着る?

麻の着物は、日常着やお出掛けのおしゃれ着として着用します。

着付けも麻の質感を生かして少し着崩したりと、粋な着物の着付けを楽しんだりできます。

生地③~木綿


木綿は、ふわふわな植物の綿毛から作られる植物繊維です。(木綿=コットン)

真綿は、綿とあるので木綿と同じ綿の一種かと思う方もいると思いますが、綿ではなく「絹」になります。

メリット デメリット
  • 吸汗性が高い
  • 耐久性もあり丈夫
  • 染まりやすい
  • 縮みやすい
  • シワになりやすい

肌触りは?

木綿は、吸汗性や通気性があるので肌触りがよく、肌にも優しいので快適な着心地です。

木綿の着物はどんな時に着る?

木綿の着物は、普段着や日常のお出掛け着として着用します。

木綿といってもさまざまな種類があるので、木綿の着物は絹に比べて、重く動きにくいと感じる人もいるようです。

生地④~ウール


ウールは羊毛のことで、暖かく、厚みや重みがあります。

ウールのセーターなど、洋服のイメージが強いですが、ウール生地の着物もあるんですね。(^^)

メリット デメリット
  • 保温性があり冬暖かい
  • 吸湿性がある
  • 色落ちしにくい
  • シワになりにくい
  • 自宅で洗濯できる
  • 毛羽立ちしやすい
  • 虫が付きやすい

肌触りは?

ウールのセーターを着るとチクチクすることがありませんか。

ウールの着物も独特の毛の質感があります。

ウールの着物はどんな時に着る?

ウールの着物は、カジュアルな普段着として真夏以外の季節に楽しめます。

透けない素材のサマーウールは、梅雨や少し肌寒くなってきた秋などに重宝します。

生地⑤~ポリエステル


ポリエステルは樹脂や油脂から作られ合成した化学繊維です。

メリット デメリット
  • 耐久性が高い
  • すぐに乾く
  • シワになりにくい
  • 型くずれしにくい
  • 自宅で洗濯できる
    (手縫いの場合、自宅で洗濯しない方がよい)
  • 静電気が起きやすい
  • 汗で肌に張りつきやすい

肌触りは?

ポリエステルは、コシがなくて柔らかい肌触りです。

サラッとしていますが、吸水性がないので汗をかくと肌に張りつきます。

ポリエステルの着物はどんな時に着る?

ポリエステルの着物は普段着として着用します。

値段も手頃で手入れがしやすいので気軽に着れる印象がありますが、夏は蒸れて暑く、冬はヒンヤリして静電気も起きやすいので、着崩れしやすく着心地が悪いと感じる人もいるようです。

生地の加工(織り方)の種類は?

着物の生地には、種類の他に織り方にもいくつかの種類があり、織り方によって着物の風合いが変わってきます。

紬(つむぎ)

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紬糸で織った織物のことで、の着物は三代着れると言われるほど、長く着ることができる着物です。

丈夫で軽い着心地の良さは、普段着の着物の最上級ではないでしょうか。

着古すと風合いを増すのも魅力のひとつで、糸の段階で染める先染めと織ってからから染める後染めがあります。

各地に様々な紬の手法(大島紬、村山大島紬、結城紬、石下紬、郡上紬、牛首紬、信州紬など)があります。

縮緬(ちりめん)

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強い撚り糸をかけた糸で、右撚り、左撚りを数本ごとに組み合わせて織り上げ、生地の表面にシボ(凹凸状のもの)ができた織物のことを縮緬といい、1本ごとに織り上げたものを「一越しちりめん」といいます。

太さの違う糸を組み合わせて織り上がることで様々な風合いを作ることができます。

羽二重(はぶたえ)

撚りをかけずにタテ糸・ヨコ糸を平織りで織り上げた白生地を羽二重といいます。

美しい光沢のある白絹です。

御召(おめし)


先染めをした生糸に撚りをかけて織ったものを御召といいます。

張り、シャリ感のある紬と縮緬の中間のような織物です。

着物の生地の見分け方

着物の生地には大きく分けて、絹、麻、木綿、ウール、ポリエステルがありましたが、その生地を見分ける方法はあるのでしょうか。

麻や木綿、ウールなどは、見たり触ったりすれば比較的分かりやすいような気もしますが、1番迷うのが絹かポリエステルです。

何度も洗濯をしていたり、経年劣化している着物もありますし、とても上質なポリエステルや質の悪い糸で織った正絹などもあるので見分けるが難しいですよね。

目安となる判断方法がいくつかありますので参考にしてください。^^

ポリエステル(化繊)
触れてみる ・触った瞬間はひんやりするが、すうっと体温を吸い込む
・肌に馴染む
・生地をつまんでこすり合わせると柔らかい
・ずっと温度が変わらず、離すとすぐ冷める
・生地をつまんでこすり合わせると硬い
着てみる ・汗を吸ってくれる ・通気性が悪く蒸れて汗が出てくる
・静電気が起きやすい
糸を焼く ・縮れながら早く燃え、黒い灰の塊になって触ると粉になる
・髪を焼くニオイがする
・炎を出して燃える
・溶け落ちて糸状になる

着物

糸を燃やして判断する方法は1番確実そうだけど、あまり出来そうもない方法ね…^^;
絹とポリエステル、生地に触り慣れないと判断は難しそうだわ…


ちなみに他の生地の糸を焼くと、

  • 木綿:燃えやすく炎を離しても燃え続け、柔らかい粉のような灰になる
  • 麻:ゆっくり燃えて灰になるまで燃え続け、燃えカスがふわっとしてる
  • ウール:縮れながらくるぶるように燃え、黒い塊の灰になり手で潰すと粉々になる
着物

ウールの着物は触ると、独特の毛のチクチク感があるので分かりやすいかも(^^)

まとめ

着物の生地は、織り方によって風合いも変わってきます。

生地を見分けるのはかなり着物に慣れ親しんでいないと難しそうですが、メリット・デメリットを踏まえて、季節やシーンに合った生地の着物を楽しみたいですね。

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